事業継続(BC)とは?/事業継続に取り組む背景

■ 事業継続(BC)とは?

事業継続(BC:Business Continuity)とは、組織にとって期待しない重要なインシデント(災害や事故、不祥事など)が発生した際、特定の重要な事業(業務)を中断しないこと、または万一活動が中断した場合でも早期に最低限の機能から順次再開し、事業の中断によるロスを最小化することです。

企業は前項で挙げたようなリスク(自然災害をはじめ、火事や停電などの事故、犯罪、テロ、疫病などの外的リスク、欠陥商品や従業員による違法行為、システム障害などの内部リスク)を抱えており、これらリスクの顕在化によってビジネスが中断された場合、その中断期間が長ければ長いほどビジネスチャンスの喪失による減収、企業評価・信用の失墜の度合いが大きくなり、最悪の場合は企業の存在基盤を破壊されることになります。

■ 事業継続に取り組む背景

国内外の各種災害、事件、事故による操業損失に対する認識の高まり

1995年 阪神淡路大震災   震災の影響で事業が消滅

2001年 米国同時多発テロ  事業継続の取り組みの有無が明暗を分ける

2004年 需要の逼迫による原料不足  鋼材不足の影響で自動車会社は5日間の操業停止

2005年 証券取引システム処理障害  システム障害で午前中の証券取引が停止

市場の変化

サプライチェーンの高度化・国際化

社会システムの成長により、事業形態が多層化、複雑化 それに伴いサプライチェーンの高度化・国際化により関連会社・取引先の事業操業度にも大きな影響を受けるようになった

企業リスクの多様化

既存で対応できない新たなリスク(システム障害などのITリスクなど)が出現

企業価値の変化

企業価値は財務の安定性や、品質・生産性・技術力などを基準に考えられてきました。
しかしめまぐるしいビジネス環境の変化に伴い、CSRを果たすための活動や、コンプライアンスが評価の対象となり、事業継続に関する取組みも企業価値向上につながる重要な活動として位置付けられています。